夏本番!!タイヤのトラブルにご注意!!

豆知識

特に「バースト」には気をつけて!

夏は1年の中でタイヤのトラブルが発生しやすい時期です。
近年の猛暑により、路面温度は非常に高くなっています。
タイヤのゴムは熱の影響を受けやすく、熱によるタイヤの劣化がトラブルを起こしやすくなります。 走行時は摩擦熱でタイヤの温度は更に上昇し、ゴムが劣化するとひび割れ等に繋がり、バーストやパンクに繋がる原因になります。

「パンク」・・・タイヤ内の空気が抜けて通常の走行ができなくなる事をいいます。

「バースト」・・・パンクではなく破裂の事をいいます。走行中に突然タイヤが破裂するとても危険な現象です。

パンクはタイヤ内の空気が抜けて通常の走行ができなくなっていくため、 気付くのに少し時間がかかります。 バーストは、タイヤ内が発熱し破裂する為、ハンドルが取られるためすぐに気づきます。 高速走行時にこのバーストが起こると、クルマの向きがかわってしまったり、大事故、死亡事故に発展してしまう危険な現象です。 これらのトラブルには、タイヤの劣化と空気圧、走行状況が関わっているといいます。

バーストしたタイヤ

①空気圧のチェック! 

タイヤバーストの原因でもっとも多いのが『タイヤの空気圧低下』と言われています。
空気圧が低いまま高速道路などを走行すると『スタンディングウェーブ現象』と呼ばれる、タイヤの表面が波状に変形する現象が発生します。
走行時に均等に荷重がかからず、一部に集中するため熱が発生。この熱がタイヤの形状を保つ補強剤(コード)を痛め、結果としてバーストしてしまいます。
まずはタイヤの空気圧をこまめにチェックしましょう!
注意! 
『スタンディングウェーブ現象の症状』は、振動や異音などいつもと違った現象があるといいます。 特に走行中前輪タイヤがバーストすると、ハンドルを大きくとられ事故を起こす原因につながります。 そうなる前に車のチェックをすることが大切です!
適正空気圧は、車によって異なります。
運転席側のドア付近または給油口に貼付された空気圧表示シールで確認を!

タイヤの空気圧

②経年劣化

雨風・湿気・温度変化・日照などによる品質の低下だけでなく、時間と共に品質が低下していく事をいいます。 古いタイヤを使用し続けていると、硬くなったサイドウォールにヒビが入り、それが広がって突然バーストするという事態も起こります。
タイヤの寿命は3年から5年程度(3万km~5万km)とわれています。
乗り方や駐車場所などによって経年劣化の具合は変わりますが、急ハンドルや急ブレーキなどの過激な運転だけでなく、長期間乗らなかったクルマのタイヤのほうが、毎日使用しているクルマより劣化や硬化が進みやすいといわれています。
タイヤも紫外線には弱いので、長距離を走る前にはヒビ割れなどがないかをチェックするとよいでしょう!

タイヤにヒビが入った状態

タイヤのサイドウォールには4桁の数字が入っていますが、上2桁は製造週、下2桁は製造年を表しています。
 たとえば『1220』だったら、2020年の12週目に製造ということですので、ここをみて5年以上経過しているタイヤは早めの交換をお勧めします。

サイドウォールの数字で年数をチェック!

万が一
タイヤがパンク、バーストしてしまった際は慌てず安全な場所に車を停車して下さい。
高速道路なども同様に、まずは安全を確保して、高速管理者・警察・JAF等に速やかに連絡をして下さい。

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